あたたかいお言葉ありがとうございます

先日ヘアスタイル指定有りのデザインウィッグをご購入されたお客様より、とても丁寧な、そしてお慶びのメールをいただきました。
あまりにも嬉しくて、そのエピソードをご紹介させていただきます。
『以前、購入させていただいたのは5年くらい前だったと思うのですが、
素晴らしく進化されていますね。』
私がこの会社を立ち上げたのは7年前。
そのころの私は本当申し訳ないくらいカツラに対して全くの素人で無知でした。
ただ自分が病気で使用しているというだけで、世の中の数あるカツラ会社さんの最高といわれる製品もそうでない製品もそれほど知っているわけではなく、知識も無い中で、ただただお客様の目線に立って何とか安く良い製品を提供しようと、それだけでした。
あるとき、高級でとても高い製品を取り扱っている人に私のカツラを見せたときのその人の反応がとても私を惨めにさせ、深く傷つきました。
その時から私は絶対に追いついて追い越そうと心に決めました。
私を必要としている人に、私の製品を使っている人に惨めな思いをさせたくない、恥ずかしい思いをさせたくないという一心で今まで諦めず挑戦を繰り返してここまでやってきました。
だからこのお客様の一言どんなに嬉しかったことか。
妥協しないでやってきたことが報われた瞬間でした。
うちは通販をやっていますので、お会いしたことがないお客様も沢山いらっしゃいます。
そんなまだ見ぬお客様とも製品で繋がっている大切な大切なお客様です。
まだまだ私の力は足りないですし満足はしていません。
だからこのように私の製品を頼りにしてくださる方が一人でもいらっしゃる以上、挑戦を止めることはできません。
皆さんの声があるからこそ頑張れるし辛いことも耐えてゆけます。
こんな私ですがこれからもついて来てください!
このメールのお客様のメールには続きがあって、私以上に長く病気を患っているとのこと。
40年も色々なメーカーさんのカツラに沢山のお金を使ってこられたようです。
そんなお客様からエールをいただきました。
『だからこの料金!でこの商品!のすごさは他の方よりも分かってると思います。』
こんなに心強いお言葉まで
H様、ブログの記事にすることを快く承諾してくださってありがとうございます。
ブログを読んでくださる皆様に、そしてベリー&ローズの製品を使ってくださる皆様にこの想いを伝えたくて書かせていただきました。
文章が下手ですみません

暖かい朝

おはようございます。今日は一気に季節が進んだかのような暖かな朝を迎えました。
昨日のブログではご心配をお掛けして申し訳ございません。
お客様からの温かいお言葉に励まされました。
今日からまたいつもの自分に戻って頑張りたいと思います。
ミントの写真に癒されてください

心が折れそうに。。

これから化学療法をされるという
大切な髪が無くなるという恐怖と不安でいっぱいになることがあります。
これからどうなってしまうのか、人になんて思われるのかと
私を見て、こんなに自然にかぶれるのよ、大丈夫、心配しないで
といくらいっても私が彼女の気持ちを慰めることはできなかった。
同じ気持ちになれるなんていうのはおこがましいこと。
ひとりひとり事情や置かれている立場が違うのだから。
私は乗り越えられたけれど、それまでにいくつもの苦難を経てのこと
直ぐに理解することはとても難しいことです。
私はかつらなんて絶対にかぶりたくないのよ
そういわれたときに私は堪えきれない動揺を抑えることに必死でした。
ああ、受け入れていたはずなのにこんなにも心が折れそうになるなんて。
私に一体何ができるのだろうか。。
私はまだまだ未熟者です。

ラパンドアールの思い出

ラパンドアールさんとのお付き合い。
それは10年以上前に遡ります。
原因もわからず突然髪が抜けはじめ、どんどん抜けていく。
どうすることもできず、ただ絶望と不安で精神的に追い詰められていたとき、お友達がネットで色々調べてくれて、こんなカワイイのがあるよ!と教
えてくれたのがラパンドアールさんのカツラでした。
カツラなんて今まで経験したことも考えたことも無かったからとても抵
抗があったし、どこに行ったら良いかさえわかりません。
ネットはまだ普及し始めのころだったのでカツラといえば大手さんしか頭に浮かびません。
今ほどカツラ屋さんはなかったし、情報も少なかった時代。
お友達が見つけてくれたサイトはカワイイ女の子が笑顔で素敵なカツラをかぶっている!
それを見て絶望の淵から一筋の光が差したような気がしました。
実際届いてかぶってみると案外良い感じ。
価格に対する満足度は予想を超えていました。
何しろかぶらないと外へ出られる状態じゃなかったのでどんなにありがたかったか。
このカツラにどれほど助けられたことか。
心配して探してくれたお友達、そしてカツラに感謝したことを今でも思い出します。
それが私のカツラの出発点。
その後私がこのお仕事をやらせていただくことになったとき、このご縁でラパンドアールさんの代理店としてお付き合いさせていただくことになりました。
様々な理由でカツラを必要とする人にとってどれを選ぶかはその人の状況や考え方によって違います。
そして今とりあえず必要なもの、もし長く必要になる場合はもう少し良いものを、などとその時々によって選択肢は異なります。
ウィッグ初心者さんは最初から高いものを買うのではなく、安いものから徐々にハードルを上げていった方が失敗が少ないです。
たくさんの中から選ぶとき、とても迷われると思います。
ベリーのお客様はそんな数多くの選択肢の中からご縁があって来てくださった大切な方々。
そのひとりひとりが幸せになりますように。
そしてあの日の私が受けた感動を次に困っている誰かに与えることができたらそれが私の原点です。

こだわりを持つこと

いつもベリー&ローズをご利用いただいているお客様よりこんな素敵な贈り物をいただきました。

シンボルマークでもあるローズの図柄をイメージに合わせてデザインされたとても素敵なフォトスタンドです。
手作りの心のこもった贈り物、嬉しさでいっぱいです。
本当にありがとうございました
髪を失ったとき、自分の姿がどうあるべきか。
とにかく以前の自分と同じように、そして絶対カツラだと気づかれないようなカツラが欲しい方、可愛ければOK素敵なファッションウィッグで遊んじゃえという方、そもそもカツラなどはかぶらず外出するときも帽子やバンダナで全然OKという方、本当に価値観は人それぞれ違います。
でも私はそれでいいと思います。
人に合わせる必要はありません。自分が無理をせず一番自然体でいられることが重要だと思っています。
よく抗がん剤は終わればすぐ生えてくるから、脱毛症は長期化するからカツラ選びは違うといいますが、確かにある面はそうかもしれません。
でも事情や抱えているものは皆違い、一概には言えません。
今日のお客様は抗がん剤が終わって二年経つのに、もとの自分の髪には戻らずウィッグを作りました。
そういう方ばかりではありませんが、長期にわたって必要になる方もいらっっしゃいます。
また、ほんの一時でも自然なウィッグが必要という方も。。
私も出来るかぎりその人の立場に立った提案ができればいいなと思います。
ただ自分で材料を選び、作ることができないジレンマがあるのですが。
今日一日、最近使っていなかったウィッグをアップスタイルにしてかぶっていました。
下ろしているとなんかボリュームとシルエットが気に入らなかったのですが、アップスタイルにするとなんだかすっきり馴染んで自然に見えてきました。
工夫次第で良くなるものです。
そして大事なことは自信を持つこと、ウィッグを可愛がってあげることなのかもしれません。
今日も一日ご苦労様と言ってあげましょう。