新発売☆頭皮保護兼滑り止めシート

トップ折返し無しのウィッグでスキンの裏側がチクチクするといった現象が出てしまったときに使うと便利な「頭皮保護兼滑り止めシート」の販売を始めました。

厚さ僅か1mm程のシートで、柔らかくクッション性があるので、頭皮を優しく保護します。

片面が粘着で片面が非粘着のシートで、粘着のある方をウィッグに、非粘着の方が頭皮面となり、先にウィッグの方につけてからかぶります。

髪のない頭皮に直にかぶっていただくと、強力な滑り止めになり、両面テープが必要ないほど固定されます。但し、髪のある方には滑り止めの効果はありません。

糊の移行がなく取り外しできるので、シート単体で洗って繰り返し使えます。

両面テープのように強力な粘着ではなく、髪がついても簡単にとれますので使い勝手がいいです。

風の強い日、スポーツの時などこれがあると安心です。どのウィッグにも装着OK。

※両面の透明フィルムをはがしてお使いください

レターパックにて発送可能です。1枚2,800円(税抜)ご購入は下記リンクからどうぞ

『頭皮保護兼滑り止めシート』

本のご紹介

「天は二物を与えず」ということわざがあります。この言葉を耳にすると身近で思い浮かぶ人がいませんか。
今回はその言葉がふさわしい方についてお話したいと思います。
東大の現役の医師であり、がん患者という前田恵理子先生です。

Berry&Roseでは、月2回、東大病院で外見ケアイベントに参加させて頂いています。
前田先生とは去年の2月の外見ケアイベントでウィッグを試着していただき、
その場でご予約、2日後にはサロンでウィッグを選ばれてカットというあっという間の 流れの中での出会いでした。

その後も度々イベントに来てくださり、明るく気さくな人柄で楽しくお話をしていかれます。
とてもお忙しい先生で治療前後も講演会や講義など沢山抱えておられました。
そんな中での本の執筆にも驚きましたが、小学生低学年のお子様もおられ一体いつ休むのだろうと・・・
5月に出版されたブログを元にした本は、

『Passion(パッション)受難を情熱に変えて〈Part 1〉』です。

こちらの〈Part 1〉には、幼少期の生活や桐蔭中高時代からの超重症喘息や医学部時代からの 在宅酸素療法導入に至る経過が書かれています。
更に、使用したステロイドの副作用により大腿骨頭壊死、電動車いす生活等も語られています。
そのような状態で、東京大学理科三類卒業、東京大学総長賞、北米放射線学会最高賞受賞という素晴らしい経歴をもち、 東大のオーケーストラのコンサートマスターを務める事は並大抵ではありません。
その後、結婚、出産を経て長男4歳の時(37歳)に肺がんになってしまいます。
所々、結婚にまつわるくすっとしたエピソードやこんなことあるよねといった事が ちりばめられている書籍となっています。

そして、12月には第2弾が出版されました。

『Passion(パッション)受難を情熱に変えて〈Part 2〉』

〈Part 2〉には、4度に渡る再発を繰り返す肺がんについてがメインとなっています。5年生存率3割と言われる肺がんに 色々な治療方針を取り入れる過程が詳細に分かり易く書かれています。
ご自身が医師という事で病状や治療に関する記述はリアルですが、一方で冷静に客観的に捉えられている様子が分かります。
また、毎月2回開催のされている東大の外見ケアイベントを見学された時の模様も記されています。
息子さんを思う日常生活や切ない気持ちがつづられており母親としての顔が垣間見える場面もあります。

〈Part 1〉〈Part 2〉共に言葉の遣い方や文章のセンスが絶妙でじんと心に迫ってくる素敵な本です。
詳細をもっとご紹介したいところですが・・・是非、ご興味のある方はアマゾンや東大の売店で購入出来ます。
サロンにもございますので、ご来店の際はお手に取ってみてください。

サロンでもイベントの際もとても明るく気さくな前田先生。先日のイベントでは気象予報士の試験を 受けられるとおっしゃっていました。バイオリンにしろ気象にしろ趣味とは言えないレベルにしてしまう 先生に脱帽ですが、そもそも情熱と呼べるほどに何かに向けて努力するからこそ苦難にも立ち向かえるのだと納得もします。 物事に対する取り組み方が生き方にも反映され評価にもつながるとはこういう事なんだと感じます。

また、今回の2冊の本の表紙や裏に使用されているお写真はウィッグを着用しているものです。 とても自然に被られていて嬉しい限りです。
現在、日本経済新聞で連載をされています。(1/13・1/27・2/3・2/20掲載予定)
こちらも機会がございましたらご購読下さい。

※以前のブログでも紹介ましたが、分田先生の「女性のがんと外見ケア 治療中でも自分らしく」も
治療中の方にはおススメの本です。

脱毛症とカミングアウト

先日「ハフポスト日本版」にて 、
アメリカ・マサチューセッツ州で初めて黒人の女性下院議員に選ばれたアヤンナ・プレスリー氏が自身が脱毛症であることをあるニュースサイトのインタビューで公表され、髪型で人々を勇気づけてこられたという記事を読みました。

公に人の前に立つ議員という立場で自らウィッグであることをカミングアウトされる決断は大きな葛藤があったことと思います。

ファッションでウィッグをかぶることは今では普通にあることですが、本当になくて(地毛が)かぶるのと、あるけれどファッションでかぶるのは大きな違いがあります。

できることなら皆に知られないでいたいという至って普通の感情であるが、時には「隠している」ことの罪悪感や恥ずかしさで、心に深い傷を負っている人も多い。

そんなもやもやを吹き飛ばすかのような彼女の堂々とした姿は多くの髪のない人々の勇気になったのではないでしょうか。

脱毛症は自己免疫疾患で、体が毛包を攻撃することにより、毛包が小さくなって産生が大幅に抑制され発毛が止まってしまう病気ですが、アメリカではなんと約680万人が脱毛症といわれていることに驚きです。

日本でも人口の1~2%程と推定されているそうです。まだまだ脱毛症の受け皿が足りないと感じています。

脱毛症患者でありながらウィッグに携わる私に何ができるのか、日々模索しています。

初めてウィッグ相談サービス&自分でウィッグアレンジレッスン

今年も残すところ数日となりました。
年末は、何かと慌ただしくなりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。

Berry&Roseでは、先週より新しく2つのサービスが始まりました。
1つは初めてウィッグ相談サービス、もう1つは自分でウィッグアレンジレッスンです。
それぞれ今までありそうでなかったサービスですので是非ご利用してください。

簡単なサービス概要をご説明しますとウィッグ相談サービスとは初めてウィッグを購入した方向けの時間制サービスになります。
買ってはみたものの使えずに困っているウィッグをサロンで使っていただく為のサービスです。
サロンにウィッグをお持ちいただき相談やアドバイス、施術をさせていただきます。
通販や他社で購入したけれどデザインやサイズが合わない等の不具合でウィッグが被れないというお悩みをお持ちの方におススメです。
一例としてこんなことが出来ます
・ウィッグのカット調整
・被り方や洗い方のレクチャー
・ベースの被り心地の改善
ウィッグ初心者向けですので不安な事や分からない事はお気軽にご相談下さい。
また、周りに困っていらっしゃる方がいましたら是非お勧め頂ければ幸いです。

詳細はこちらから→『初めてウィッグ相談サービス』

ウィッグカット4ブログ用  ウィッグベース縫い縮め1ブログ用

次に自分でウィッグアレンジレッスンですが、こちらは、ご自分でアレンジができるように美容師がマンツーマンでレクチャーをするサービスです。
ご自分のウィッグを使用して基本のSTYLEの中から選択されたアレンジを実際に施術していただきます。
一例としてこんな方におススメです。

・ちょっとしたお出かけにいつもと違う雰囲気の髪型にしたい
・ウィッグの髪の傷みやボリュームが気になるのでまとめたい
・ちょっとしたお出かけにいつもと違う雰囲気の髪型にしたい

一度習得して頂ければご自宅でお好きな時にアレンジができるようになります。
毎日のスタイリングが楽になったり、静電気や暑い時期にすっきりとしたまとめ髪で快適に過ごすことも出来ます。
ちょっとした日常使いやセレモニー仕様までアレンジが楽しめます。
私には無理と思わず是非チャレンジしてみてください。

詳細はこちらから→『自分でウィッグアレンジレッスン』

IMG_1939 (初めてウィッグ画像1)ブログ用

☆年末年始の営業☆

早いもので今年もあと1ヵ月半となりました。

少し早いですが、12月のご予約が少しずつ入って参りましたので、年末年始の営業のご案内をさせていただきます。

例年、12月の特に土曜日は混み合っており、今年も直前のご予約がお取りできない状況が予想されますので、ウィッグや自毛のご相談・施術・メンテナンス・ご購入など、お早目のご計画、ご予約をいただければ幸いです。

12月29日(日)~1月3日(金)年末年始休業

※12月28日(土)、1月4日(土)は営業しております。

 

2019.11.13