本日ご来店いただきましたA様は最後の抗がん剤から3ヶ月ほど経ち2cm程自毛が伸びてきてフルウィッグからハーフピースに移行できればというご相談でした。
ウィッグが必要になった時、病院で渡されたパンフレットをみて大手ウィッグメーカーさんに駆け込まれ、じっくり考える余裕がないままあまり満足のいくウィッグを購入されてしまったとのこと。
人毛と化繊のミックスのウィッグは艶が気になったり、毛先が硬くザラザラして肌に当たって付け心地が良くない。
一刻も早く脱ウィッグをしたいがまだ自毛が短く、前髪とトップをウィッグで補ってもみあげ、襟足、生え際を自分の髪で過ごしたいというご要望でした。
大手メーカーさんはとにかく人毛100%を否定し化繊を勧める傾向にあります。
おしゃれウィッグならともかくとして、医療用として使用するなら肌に優しく長時間かぶっていても負担の少ないウィッグをお勧めするべきです。
ウィッグの店員さんは実際に髪のない状態でウィッグをかぶる経験がないからわからないのかなと思ったりします・・
さて、本題です。
今回施術させていただいたものは人毛100%既製ヘアピースの自毛に近いナチュラルブラックです。
トップから見た分け目。
ヘアピースは自毛に合わせてカットすることがとても大切です。
カラー、毛量調節、付ける位置なども自然に見せるアドバイスをさせていただきます。
これからどんどん暖かくなる時期を迎えます。少しでも軽く、楽に日々過ごせますようお手伝いをさせていただきます。