ウィッグに求めるもの

世の中にはファッションでウィッグをかぶる人が沢山いて、最近ではオシャレでかぶれるような時代になってきました。

でも、脱毛症や抗がん剤治療など病気でやむおえなくかぶる人や髪の悩みがある人にとって、バレないということが最優先課題であったりします。

髪を失うことの苦しみや悲しみは実際抜けた人ではないとわからないくらい深く重いものです。

できれば知られたくないと思い、そこに様々な葛藤があります。

隠し事をしているという罪悪感に苛まれることも。。

周りの人に気を遣わせたくないという思いもあるでしょう。

私も髪を失った自分を受け入れるのにずいぶん時間がかかりました。

そして、病気に負けない、こんな風になれるんだと同じ病気の人にエールを送るためにこの会社を立ち上げました。

ウィッグを着用している方が安心して過ごせるように、できる限り寄り添っていきたいと思っております。

 

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前置きが長くなってしまいましたが。。

『前髪が厚くないと心配なのよね』とお客様がおっしゃいました。

風が吹くと髪が分かれてネットが見えるのではないかと不安なんだそうです。

ユーザーさんは、好きな髪形以前に、いかにバレないかということを気にする方が多いのです。

前髪を出すスタイルは憧れるけれど他人の視線が気になってしまう、その気持ちよくわかります。

だからこそ、いかにして自然に見せるか、生え際の毛量だったり、手植え方を工夫することや

スタイリングの仕方やかぶり方など、細かい部分のアドバイスが必要とつくづく思いました。

2017.10.10

アトピーと脱毛症

脱毛症の患者さんはアトピー性皮膚炎を患っていることが多い。
ベリーにご来店されるお客様の中にもそういった方が少なくありません。
私も子供のころ、夏に山で川遊びをしていた時に虫に刺されてとびひになって以来、ずっと肌トラブルに悩まされていてアトピー性皮膚炎に移行してしまいました。
父親も肌が弱いので遺伝もあるのかもしれません。
薬を塗って治ってもまたぶり返すことの繰り返しで完治には至りません。
脱毛症も同じで生えてもまた抜けるという再発率の高さはアトピーと似ています。
今現在有効な治療が無い中でいかにして良い状態を保つかにかかっています。
お客様とアトピーと脱毛のどっちが辛い?という究極の選択で、私も含め、やっぱりアトピーだよね。という人が大多数。
髪はカツラでなんとかなるけれど、肌は隠せないしかゆいのは本当に辛い。
辛い症状を少しでも改善する方法は人それぞれのようで、これがいいといっても皆に当てはまるものではないと思いますが、食生活を見直すことが大事かもと今更ながら考える今日この頃です。

変わってしまったのかなあ

久しぶりの更新です。
あまり更新しないと、またお客様に何かあったのかな?と心配されてしまいそう。
日曜日に銀行員時代の同期と東京駅でランチしました。
久々に会うのでずっと話に盛り上がりっぱなしでした。
そんな中、のりちゃんは私たちのような主婦と違うから
と言われてちょっとショックを受けてしまった。。
お仕事で自立できているからという意味なのですが
何ともいえない寂しさが
この病気にならなかったら今のお仕事はしていないし、
もっと別な生き方ができたのかもしれない。
ある日突然髪が抜けて私の人生は大きく変わってしまった。
もしかしたらとても窮屈なことが合って、その警告として髪に現れたのかもしれない。
でも警告だとしたら、髪が抜けても抜けなくても他の形で出てきたかもしれない。
人生の転機になったことが病気が原因だったにせよ
今最も自分らしく生きているような気がする。
円形脱毛症は原因の一つとしてストレスや心の変化が引き金になるということがあります。もちろん、そうではない方も沢山いらっしゃいますが。
心と体に強い負荷がかかったときのサインかもしれません。
もし髪が抜けても、それをマイナスと考えずにプラスに考えましょう。
自分の生き方を見直すきっかけになるかもしれません。

新しくなった東京駅。
綺麗すぎてなんだかディズニーランドの建物みたい

裸の付き合い

素頭を見せ合う
それは裸の付き合いのようなもの
人にはなかなか見せられないが
髪の無いもの同志だと連帯感とか安心感とか親しみだとか
が自然と湧いてきて何でも話せてしまう
初対面の方なのに、プライベートな話ができてしまう
究極の素になれるってこういうことなんだろうか
今日も素敵な出会いに感謝します

あたたかいお言葉ありがとうございます

先日ヘアスタイル指定有りのデザインウィッグをご購入されたお客様より、とても丁寧な、そしてお慶びのメールをいただきました。
あまりにも嬉しくて、そのエピソードをご紹介させていただきます。
『以前、購入させていただいたのは5年くらい前だったと思うのですが、
素晴らしく進化されていますね。』
私がこの会社を立ち上げたのは7年前。
そのころの私は本当申し訳ないくらいカツラに対して全くの素人で無知でした。
ただ自分が病気で使用しているというだけで、世の中の数あるカツラ会社さんの最高といわれる製品もそうでない製品もそれほど知っているわけではなく、知識も無い中で、ただただお客様の目線に立って何とか安く良い製品を提供しようと、それだけでした。
あるとき、高級でとても高い製品を取り扱っている人に私のカツラを見せたときのその人の反応がとても私を惨めにさせ、深く傷つきました。
その時から私は絶対に追いついて追い越そうと心に決めました。
私を必要としている人に、私の製品を使っている人に惨めな思いをさせたくない、恥ずかしい思いをさせたくないという一心で今まで諦めず挑戦を繰り返してここまでやってきました。
だからこのお客様の一言どんなに嬉しかったことか。
妥協しないでやってきたことが報われた瞬間でした。
うちは通販をやっていますので、お会いしたことがないお客様も沢山いらっしゃいます。
そんなまだ見ぬお客様とも製品で繋がっている大切な大切なお客様です。
まだまだ私の力は足りないですし満足はしていません。
だからこのように私の製品を頼りにしてくださる方が一人でもいらっしゃる以上、挑戦を止めることはできません。
皆さんの声があるからこそ頑張れるし辛いことも耐えてゆけます。
こんな私ですがこれからもついて来てください!
このメールのお客様のメールには続きがあって、私以上に長く病気を患っているとのこと。
40年も色々なメーカーさんのカツラに沢山のお金を使ってこられたようです。
そんなお客様からエールをいただきました。
『だからこの料金!でこの商品!のすごさは他の方よりも分かってると思います。』
こんなに心強いお言葉まで
H様、ブログの記事にすることを快く承諾してくださってありがとうございます。
ブログを読んでくださる皆様に、そしてベリー&ローズの製品を使ってくださる皆様にこの想いを伝えたくて書かせていただきました。
文章が下手ですみません