謹賀新年

あけましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

年明けは、本日5日より営業です。2024年、気持ち新たにスタート致します。
今年は、年明け早々に石川県の能登で大きな地震があり、北陸方面では今もって余震や家屋の倒壊などが続いております。
寒い中、ライフラインも食料もままならない方々が沢山おられることに心が痛みます。 1日も早く状況が落ち着くのを願うばかりです。

さて、年明け早々恐縮ですが皆様に皆様にお願いがございます。Berry&Roseは予約制となっております。
お客様のご希望に合わせてお取りいただけるように施術内容に合わせてお時間を調整しています。
当日のメニューの追加は、次のお客様のお時間の都合上お受けできない場合がございます。ご予約後、メニューの追加がある場合などは事前にご連絡いただきますようお願いします。
また、土曜日の予約は大変込み合っております。1人でも多くのお客様にご対応する為、大変申し訳ございませんが お一人様2時間の枠でお願い出来ればと存じます。  その他商品や施術等のついてのお問合わせやご不明な点はお気軽にお問合せ下さい。   より多くの皆様に快適なお時間とサービス、商品の提供が出来るようご協力いただけますと幸いです。

週明けから年始めの方も多いと思います。休み明けは日常への切り替えが鈍くなりますが、明日は何をしようかなくらいの気持ちで乗り切るのも良いかも知れません。
皆様にとって実りある良い一年になりますよう心よりお祈り申し上げます。

年末のご挨拶

2023年、年内の営業は本日までとなります。                       
今年は、コロナ後初の新しいカタログの発行や渋谷の通りをパレードしたAlopecia STAND UP! 2023、サロン内のプチリフォームと沢山の事に従事した年でした。
物価高騰の影響で価格改定もしましたが、納品が落ち着いてきたこともありお客様にも以前と変わらず商品の提供が出来る様になりました。
リニューアルや再入荷、新商品など、漸く通常に戻りつつあります。
新しいことや何かをしようという言動は、仕事をしていく上でもとても大切なことだと改めて感じた1年でもありました。
そして、数あるウィッグ会社の中からBerry&Roseの商品をご愛用頂いた皆様に感謝申し上げます。

先日、目にした雑誌の中で、中国に伝わる易経の文言として「自彊不息」(じきょうやまず)という言葉が目に留まりました。
自ら弛まず努力を続けるという意味を持つこの文言が心に残り、自然と頑張ろうという気持ちになりました。
今後も良い商品とサービスをお客様に届けられるようスタッフ一同、試行錯誤しながら尽力する所存でございます。

暖冬とは言われておりますが、やはり冬の寒さは健在です。
免疫低下で感染症にかかりやすくなっておりますので、皆様体調にお気をつけて穏やかな年末年始を過ごされます様に・・・
来年もBerry&Roseをどうぞ宜しくお願いいたします。
良いお年をお過ごしください。

脱毛症について想うこと。。インタビューをきっかけに

今日人工皮膚まつげ『レスま』の開発者である株式会社TYRANNの辻下さんからご依頼がありまして、脱毛症やウィッグの色々なお話を インタビュー形式で行いました。
『レスま』はまつ毛のない人でもつけられるので脱毛症患者さん向きの商品であります。
脱毛症になって困ったというお声を聴いて脱毛症患者さんの為の情報サイトを作られるそうです。

ベリーに来られる脱毛症患者さんと向き合い続けて14年、沢山の脱毛症に関する悩みをお伺いしてきました。
脱毛症は未だ完治するこれといった治療法が無い難治性の病気です。
病院に行って積極的に治療を続けていても結果が出ず、それがストレスになってしまうという方は沢山いらっしゃいます。
大抵の人は途中行かなくなってしまい、病院側でも治った人と治っていない人の統計が取れていないのが実情のようです。
しかし発症のメカニズムは少しずつ分かってきています。
ある特定のタンパク質が毛根に集まって過剰に攻撃する免疫の暴走によるものとか。
人によって発症の仕方や範囲、脱毛期間、原因も様々で、原因すらわからないことが殆どですが、 ストレスが何らかの引き金になって、その後治ってしまう人、繰り返す人、全く生えてこなくなってしまう人 とどこがどう違うのか。
私の見てきた経験によりますと、脱毛個所が大きくなればなるほど難治性が高く、アレルギー体質の人は治りずらいような気がしています。
小さな脱毛症で止まった人はたとえ繰り返しても直ぐに生えてくる人が多いですね。
また急性の人。短期間にわっと全体が抜けてしまう人は原因がはっきりしている場合も多く、直ぐに生えてくる人が多いです。
いづれにしても治っている人は積極的に治療された結果というより、自己治癒力で生えている場合が多いと感じています。
今の時点では西洋医学より東洋医学でしょうか。
自分の本来持っている力やホルモンバランス、ちょっとしたきっかけで生えてくることがあるというのが私の考えです。
ネットでは様々な情報が溢れていて、何が本当なのか、どうしたらよいのか迷うことも多いでしょう。
多くの情報に振り回されることなく、治るときは治るとゆったりとした気持ちでいる方が楽になれるかと思います。

脱毛症になって一番困ることはなんですか。
という問いに様々なことが浮かびます。
泊りがけの旅行だったり、プールだったり、温泉だったり、運動だったり、風が強かったらどうしようとか、ジェットコースターに乗れないとか、突然事故に巻き込まれたらどうしようとか、被災したらどうしようとかetc…
大概のことはちょっとした工夫やウィッグがあれば何とかなります。

でもやっぱり髪のある人がしなくてよい苦労、我慢しなくていい我慢、悩まなくてもいい悩みをずっとずっと抱えながら生きていくということ。
何も悪いことをしていないのに、人に隠しているということの罪悪感。
髪のない自分を受け入れ、表面上は何とかなると気丈に過ごしていても
その喪失感や辛さは実際に自分がなってみないとわからないことかもしれません。
それでもいつか自分に折り合いをつけ受け入れるときがきます。

人は辛い思いをした分人に優しくなれるといいます。
私はまだまだですが、いつか人の痛みをわかる人間になれるのだろうか。
周りの人にお願いしたいのは外見で差別をしないでほしい。
一人一人の違いを普通に受け止める社会になってほしいですね。

御蔭さまで創業15年

5月17日でベリーアンドローズは創業15年目を迎えました。

昨日お客様よりおめでとうメッセージをいただき、改めてしみじみと振り返ってみました。

自分でも忘れていたのにお客様が覚えてくださっていたなんて・・・

嬉しくて胸がいっぱいになりました。

小さな自宅の部屋から一人で始め、千葉県市川市に事務所を持ち、その後浅草に移転。 途中、紆余曲折もありましたが、

ベリーのスタッフや提携店、そしてたくさんのお客様に支えられ応援していただき今があります。関わってくださった全ての方々に感謝の気持ちを伝えたいです。

節目節目に思うことは、ベリーを立ち上げるときの初心の気持ち。

脱毛症と向かい合い、心身共に打ち勝つこと。そして同じように髪が無いことで苦しんでおられる方々が自信と希望を持って生きていくためのできる限りのサポートをするいう理念をブレずに持ち続けたい。

今、新型コロナウイルスという未曽有の危機の真っ只中ですが、こんな時だからこそ困難に立ち向かう勇気と、これまでも、これからも変わらない本質的なものを大切にしていきたいと切に思います。

年相応のヘアスタイルについて考えてみる

「こっちの方が自然なんだけど、なんだか老けるよね」「そうね。確かに2さいくらい年が上に見える^_^;」

変だったらハッキリ言ってね-

私と美容師さんとの今日の会話のひとコマ。

私はこうやって髪のプロである美容師さんが近くにいて本音でジャッジしてもらえるという有難い環境にいる。

大抵の人はハッキリ言ってくれる人がいなくて人からどう見られるか気になってしまうことがあるのではないでしょうか。

ベリーでもお客様によく聞かれるのが「年相応かしら」という心配事。

確かに同い年の髪を見ると髪の量や毛質は明らかに変化している。

年齢とともにトップは薄くなり髪の艶がなくなってパサついたり白髪が出てくるのが一般的なようである。

髪を失うと、幸か不幸かウィッグでどんな髪型にもできてしまうので困ったことになる(^_^;)

年相応のことを考えると毛量が少なく艶がない多少傷んだウィッグが自然なんだろうけれど、それが似合うのかというと別の話である。

似合うウィッグがあるのに、わざわざ老けさせるというのはどうなんだろうか。

お年を召した芸能人の髪を見て、どう考えてもあの歳であのふさふさな髪は本物だろうか?と目を疑ってしまうことがあるけれど、あれはあれでありですよね。むしろオシャレで素敵だったりする。

結論として、自分に似合っていればいいじゃないってこと。

色々な種類のウィッグをかぶって確かめてみて、鏡をよーく見て、納得できればそれで良し!

しっくりくるウィッグは自然とかぶる回数が増えます。

固定概念に囚われることなく、好きな自分になりましょう。

本当に不思議なんだけど、似合うウィッグって一人一人違うんです。メーカーによっても違うので、自分にしっくりくるウィッグを見つけましょう。

ウィッグユーザーさんは実年齢よりも若く見られることが多いのですが、こんな楽しみ方ができるのも髪を失ったものの特権かもしれません。

前向きにいきましょう。