連日、「暑い」という言葉しか出てこないほど、厳しい猛暑が収まる気配を感じることがないまま暦は9月となりました。
8月は、お盆期間の営業等もありブログを更新する間もなくあっという間に過ぎ去った感があります。
そして、ウィッグにとって強い紫外線は大敵ですが、何よりも「被る」ことによる暑さが一番辛いものです。
ウィッグの下に冷却シートや保冷剤、冷却スプレーなどで対策をしている方も多くいらっしゃいます。
最近は帽子の下に置く花びら型のようなアイスパットもありますが、どれも一時的な効果でずっと快適な状態を保つことは難しいです。
汗をかくことによりウィッグに汗や皮脂が付きやすく、洗う頻度も増えてくるので髪も傷みやすく退色も早くなります。
この時期によく相談を受けるのが、ウィッグの洗う頻度です。使用する頻度にもよりますが、冬でしたら毎日使用して7~10日に1回程度が目安となっています。
だた、夏は2~4日に1回という方が多いです。髪の傷みを気にして洗う頻度を抑えたいけれど、汗が付着したりするので衛生面や臭いも気になるという方が多いからです。
シャンプーの頻度が上がってしまう時は、3回~4回に1回は、トリートメント剤を塗布して洗い流すのみにすると髪の傷みも若干抑えられます。
消臭スプレー等使用の有無を聞かれることもありますが、基本的にはベース内側にご使用することは可能です。 市販されているファブリーズのような除菌消臭スプレーや銀イオンが含まれているものをご使用している方も一定数おられます。(ノンアルコールのものをお選びください)
コットンなどに吹きかけて、内側の生地に叩くように塗布すると良いです。 ※お肌が弱い方などは一部分のみに試してから全体的に塗布ください。
肌が弱い方は、滑り止めと言うよりも皮脂や臭いを付着しにくくする意味合いで、薄手のインナーキャップを装着してからウィッグを被ると軽減されます。
暑いのに更に間に1枚生地が入るのかとお思われるかもしれませんが、この1枚があることでウィッグの内側を綺麗に保つ手助けをしてくれます。
夏のウィッグの暑さ対策に関しては、気休め程度にしかならないかもしれませんが、
ベースに付着する汗や皮脂、臭いに関しては参考にしていただければと思います。
また、Berry&Roseで掲載しているInstagramについてお知らせがございます。
皆様からの情報に基づいた豆知識を「お客様から教わったウィッグの神テク」と題しましてシリーズ掲載することになりました。
現在第1弾として、ユニクロのエアリズムを使用したインナーキャップの作り方を掲載しております。
不定期にはなりますが、実際にウィッグを使用している方々の知識等を掲載予定です。
もし、自分はこんなことをしている、こうすると良い等がありましたらご来店時に教えて頂けると幸いです。
最近では、長期的な熱中症や熱中症による後遺症が続くなど、熱中症も一過性とは言えなくなってきています。少しでも異変を感じたら、水分の補給や休息を取ったり病院を受診するなど無理をしないことを心掛けてお過ごしください。







