文化は国境を越える

先日中国出張に行った時のこと
中国の取引先と夜ご飯を食べていた時の話です。
やはり話題は島の話になって。。
尖閣諸島の国有化で中国国内で暴動が起こったり日本製品の不買運動など、
報道をみると日中関係はこれまでにないほど悪化しているよう。
私も心配していたのですが、意外とそうでもないらしいのです。
暴動を起こしているのはほんの一部の人たちに過ぎず、周りは冷静だったそう。
次に買う車は日本のトヨタにしようと思っていると言ってくれたり、
政治のことはあまり興味がないという。
ただ、最近大好きなアニメ、ワンピースやNARUTOがインターネットで見れなくなったそう。日本語の勉強ができなくなって困ると。。
中国政府の監視が厳しくなっているのでしょうか?
そのあと流れで過去の戦争の話になりました。
(こんなナイーヴな話ができるのも私たちが信頼し合っているからなのですが)
国の教育が異なるため話は平行線のまま
お互い何とかわかってもらおうと説明しますがどっちが合っていてどっちが間違っているのか話は堂々巡りに。。。
戦争はどちらか一方が悪いのではなく、どちらも苦しむ。
色々な方面で見る必要があると思います。
重要なことは”謝れ”ではなく二度とこのようなことを繰り返さず、未来に向けて手と手を取り合っていくことではないでしょうか。
憎しみからはなにも生まれません。
日本も本当に悲惨だった。
彼らも見たことがあるという宮崎駿監督の『火垂るの墓』の話をしたら
一瞬皆黙ってしまいました。
皆思いました。
戦争は本当にすべきではないと。
どんな話よりわかりやすくて共感できる。
作品の持つ力ってすごいですね。
世界中のあちこちで争いは起こるけれど、どうか皆がほんの少しの思いやりを持って平和な世の中になりますように。

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