人毛ウィッグの髪がパサついたら

39県の緊急事態宣言が昨日解除されました。東京はまだしばらく続きますが、ようやく感染者数が落ち着き、街を歩いていても何となく明るさを取り戻しつつあるように感じます。

緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されても、緩んではならないのは感染防止対策です。このウイルスのポイントは『飛沫感染』です。空気感染はしないので、過度な自粛は必要なく、人前ではマスクを着用し飛沫を飛ばさない。これに尽きると思います。そしてむやみに顔を触らない、外食する前に除菌ティッシュで手を消毒する、外出から戻ってきたとき手を洗う。

この基本的なことを緊急事態宣言解除後も行うべきです。逆にそれを徹底していれば家に閉じこもったり、むやみやたらと自粛して経済を犠牲にすべきではないと私は思います。

さて前置きが長くなりましたが、人毛ウィッグの髪のパサつきについて気付いたことがありますので書かせていただきます。

購入してそれ程月日が経っているわけでもないのに、何故かいつも髪がパサついているお客様がいらっしゃいまして、同じウィッグなのにどうしてこんなにも持ちが違うのだろうかと普段のお手入れの仕方などを聞いてみました。

そしていくつかアドバイスをさせていただいたことが2点。

ひとつはシャンプー・トリートメント剤をつけて洗う時に、怖がって表面しか付けず、すすぎも不十分であったこと。

もう一つはトリートメント剤にオーガニック系の比較的被膜生成の弱いものをつかっていたことです。

そこで、特にトリートメント剤は髪1本1本にいきわたるようによく塗布すること、しっかりと洗い流すこと、トリートメント剤を変えて、『椿・パンテーン』など、ダメージヘア用で髪の補修成分がしっかり入っている、表面に艶を与えるようなトリートメント剤を使用することをすすめてみました。

そうして先日いらっしゃったときに、見違えるように髪の状態が良くなっていました。

完全に傷みきってしまった髪には効果は断定的になり、正直元には戻りません。早い段階でおかしいな?と思ったらこの方法を試してみてくださいね。

ーーーーースペシャルケアトリートメントメニュー 8,800円 ーーー

施術前

施術後1
施術後2
施術後3

塗布1.『深部へ浸透し内部からカバーリングする』ナノサイズの脂質+セラミド2

塗布2.
低分子ケラチンPPT
分子量400程度の小さい加水分解ケラチンが毛髪内部まで浸透し補修します。
*加水分解ケラチン(羊毛)

仕上げ剤:
・弱アニオン性のキトサン誘導体 カルボキシメチルキトサンサクシナミド使用
網の目状の皮膜を形成 柔軟性のある頑丈な皮膜を作り髪を優しく保護します。
・ カチオン性・リン脂質共重合体(保湿性ポリマー) 使用
高い吸保湿性があり、塗布後に水洗いしても吸保湿能が保たれます(アンカーリング効果[持続性])