スウェーデンの脱毛症事情

スウェーデン在住のお客様よりこんなお話をお聞きしました。
スウェーデンでは重症脱毛患者に障害者手当としてかつらやかつらのケア商品代にあてるための手当てで、最高で年間約17万円ほど支給されるそうです。
脱毛症患者さんが受けるアートメイクの費用の補助も一部のようですがでるとか。
さすが福祉国家といわれるスウェーデン。
社会的弱者がより守られるシステムになっているようですね。
医療は日本に劣るそうですが。。
お金の補助がでるということも大きいですが、病気を障害として認めて貰えるというのは色々いわれのない風潮にさらされている脱毛症患者たちにとっては意味のあることですね。
たかが髪の毛といわれるかもしれないけれど、髪が無いことがどれだけ精神的にも、日常の生活にも支障をきたすことか・・
これはなったものにしかわからない苦しみも多々あると思います。
スウェーデンに限らず他国では脱毛症患者さんの捉えかたや治療法も全く違うようです。
例えばアメリカでは日本で簡単に使われるかぶれ治療(SADBE)や局所免疫療法などは絶対に使わないそうで、自然治癒というのが最も有力説のようです。
日本の病院では平気でプレドニンなどのステロイド薬を出しますが、他の国では、危険なもの、効果が期待できないものとして使われていないものが多いようです。
一時的に発毛しても、後に抜け、どのような影響があるかわからないものだとすると、本当にこのような医療行為は適切なのでしょうか。。
何もわからないまま治療している人も多く、問題点は多いように思います。
医療現場おいてはまずは安全を第一に考えてほしいものですね。
完治という面ではまだまだ研究に時間がかかるのかもしれませんが、
せめて脱毛症患者さんが快適に生活できる環境が整うことを切に願います。

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