脱毛症だって大変な病気です

脱毛症は本当に辛い病気です。
テレビで私と同じようなお仕事の特集がありました。
かつらは高いというイメージ、実際そうでしたからこの業界に参入される方々はそれぞれ理由や思い入れがあって始めたことでしょう。
そのような会社はたくさんあるし、それをどうこういうことはありません。
しかし・・・しかし一番引っかかることが頭から離れません・・・
揚げ足取りのようでこんなこと言ってはいけないのですが敢えて言います。
『脱毛症ばかりで思っていた人はなかなか訪れません・・・』
これってどういう意味?
脱毛症患者さんだって、抗がん剤治療中の患者さんだって髪が抜けるという苦しみは同じです。
皆抱えている悩みは違うけれども皆傷ついてそれでも事実と向き合い闘ってるんです。
私は脱毛症ですが、どのような理由であっても髪が抜けたり薄かったり重度の縮毛で悩む方々と同じ目線で向き合ってきました。
脱毛症は幼いころから発症することも多く長ければ数年、数十年と体は元気でも見た目の差別や中傷で心の傷は計り知れません。
脱毛症ばかりで・・・と軽々しく言われたらとても悲しいです。(特に意識した発言ではないと思いますが)
脱毛症患者さんは長引く人が多いので品質と価格にはとても厳しいです。
私も常にお客様の満足度を自分自身が同じ病気ですし自ら使うことで確認し、改良を重ねています。
実際問題1体1体当たり外れがあったり、思わぬ失敗があったりしますし、品質管理が非常に難しく、そう簡単ではないことが事実です。
でも自ら使うことでリアルタイムでお客様に納得していただける商品を届けていこうと常々思っております。
ベリー&ローズでは脱毛症と抗がん剤治療のお客様と両方いらっしゃいますが、使う方に適したウィッグのアドバイスをしています。
それぞれ求めるものが違うことも多いからです。
経済的な理由やさまざまな理由でかつらを諦めてしまう方も多いようですが、勇気を持って前向きに日常を送れますように、そして普通の何気ない生活を安心して送れるように
ものだけでなく心でサポートさせていただけたら幸いです。

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