ここ数年で不妊治療やがん医療にかかる費用の一部を助成をする市町村が増えてきました。少し前までは、命が助かるなら外見は二の次という考え方でしたが、現在は仕事と治療の両立や『QOL』の考え方が医療や教育に浸透し外見ケア』『アピアランス・ケア』という言葉も多く聞かれるようになり、『医療用ウィッグ』という言葉も今では普通に使われています。
そのような時代の流れとともに少しずつではありますが『医療用ウィッグ』に対する助成も増えてきました。

今回は、中央区の助成についてのお知らせです。都内で『医療用ウィッグ』の助成をしているのは港区、豊島区、文京区、千代田区、福生市も対象です。
ご紹介以外にももしかしたら対象の地域があるかもしれませんので、お住まいの近くの地自体にお問合せしてみてください。少しでも皆様の負担が軽減になれば幸いです。

中央区では、外見の変化を伴うがん治療中の方の就労などの社会参加を応援するため、ウィッグ(かつら)や胸部補整具の購入費用の一部を助成となっております。
下記ご確認いただき対象となる方は直接お問合せ下さい。

対象
次の全ての要件に該当する方
・申請時、区内に住民登録のある方
・がん治療中の方
・がんの治療に伴う脱毛や乳房の切除などにより、ウィッグや胸部補整具を必要とす　　　　　　る方
・本事業において助成金の交付を受けたことがない方、また、他の法令などに基づく　同種の助成などを受けたことがない方

助成対象品
・ウィッグ(かつら)(ウィッグ装着時に必要なネットを含む)
・胸部補整具助成金額
購入費用の半額(上限3万円、消費税を含む)

申請方法
助成対象品を購入した日の翌日から1年以内に、必要書類をそろえて中央区保健所(外部サイトへリンク)へ郵送してください。

【問い合わせ(申込)先】
〒104－0044
中央区明石町12－1
中央区保健所健康推進課予防係
電話　03-3541-5930

本来『医療用ウィッグ』を使用される方は、がんの治療中の方だけではなく、脱毛症や事故などに遭われた方なども多くいらっしゃいます。
対象を限定せずに医療用ウィッグを使用している人全般に助成が広り、このような取り組みをする市町村がもっと増えてくれる事を切に願います。