免疫療法に光

NHKのクローズアップ現代で、がんの免疫療法につながる画期的な発見でノーベル医学・生理学賞の受賞が決まった本庶佑特別教授の特集があり、見入ってしまいました。

本庶先生は免疫細胞の表面に「PD―1」というたんぱく質が存在することを発見。

その後、そのPD-1ががん細胞をたたく免疫機能を抑える現象を発見し、

この研究もとに「オプチーボ」という画期的な新薬の開発に繋がった。

この薬はどのがんでも、誰でも効くわけではないようだが、近い将来研究が進み、がんが怖い病気でなくなる日がきっとくると信じている。

今まさに病気で苦しんでいる人が、希望を持てる日が一日でも早く訪れることを切に願う。

私の母も私が中学生の時にがんでまだ44歳という若さで旅立った。

同じように家族を友人をがんで失った人はもっと早く治療薬があったらと思わずにはいられないでしょう。

そして番組の後半、この研究の応用で「自己免疫疾患」の薬の開発に繋がっているという。

番組ではリウマチの治療薬として期待されているということでしたが、同じ自己免疫疾患である脱毛症にも効果があるのではないかと想像した。

円形脱毛症は直接命に係る病気ではないけれど、あるべき髪がないという喪失感と絶望感、精神的な苦痛が伴い、たとえ受け入れたとしても心にはいつもどこかに不安を抱えている。

そういう思いをしなくて済むように、一日でも早く治療薬ができることを期待したい。