昨日、とある番組で『癌サバイバー』について語られていて、ふと、これは脱毛症患者さんにもいえる言葉なのではないかと非常に興味深く聞いてしまいました。
『癌サバイバー』とは
大まかにいうと「がんと共に歩む人生」
「がんサバイバー」とはがんを克服した人だけを指すのではない。がんと診断された時から人はサバイバーとなり、一生サバイバーであり続ける。
がんサバイバーは,がんが治癒した人だけを意味するのではなく,がんと診断された直後から,治療中の人,また,その家族,介護者も含めて定義されている
※一部抜粋
番組では、がんの治療を続けながら会社に復帰すること、がんサバイバーとして仕事を続けて生きていくことの難しさを取り上げ、社会全体で支えていこうというものでした。
ベリー&ローズのお客さまな癌患者さんだけでなく、脱毛症や先天的な病気の方が少なくありません。
脱毛症とがん患者さんの大きく違うところは脱毛症は命の危険が無いということ。
だからといって『髪が抜けてしまう』ことにどちらが大変ということではなく、『脱毛症』と診断されてからの人生はまさに『脱毛症サバイバー』である。
脱毛症は今現在確かな治療法がありません。積極的に治療を受けても治る人と治らない人がおり、放っておいて自然治癒力で治る場合もあります。
また脱毛症は再発率の高い病気です。一度治癒したからといって、この先何年後かに再び脱毛してしまう患者さんもいらっしゃいます。
再発した時は、初めて抜けたときよりショックが大きいといわれています。
このようなことから、≪脱毛症とうまく付き合っていく≫ことはとても大事なこと。
脱毛症本人だけでなく、本人に関わる家族、恋人、友人含めて『脱毛症サバイバー』
見た目のコンプレックスから恋愛、仕事などに消極的になったり前向きに生きていくことの難しさを感じている人は少なくありません。
<私は脱毛症とともに生きていく>サバイバーであると、自らが受け入れ、そして社会全体が温かく受け入れ、あたりまえの日常がおくれるようになることを切に祈らずにはいられません。
そして少しでも私たちベリーのスタッフが寄り添えたらと思っています。