全身脱毛症と戦う女子プロレスラー

帰国して早々悲しいニュースが飛び込んできました。
御嶽山の噴火。
沢山の方が犠牲になっているようで心が痛みます。
私も初心者ですが登山やハイキングをしているのでとても他人事とは思えません。
ダイナミックな大自然の美しさを楽しむこととともに、
人間の力では到底太刀打ちできない自然の力、大地の営みがあり、自然を甘く見てはならないと思わされました。
どうか被害がこれ以上大きくならないことを、心から祈ります。
そしてもうひとつ、デイリースポーツの記事をご紹介します。
「全身脱毛症と戦う女子プロレスラー 下野佐和子、自分をさらけ出して」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140929-00000035-dal-fight
以前、どなたかより円形脱毛症でプロレスラーがいるということを耳にしたことがありまして、そのときはバンダナが取れてしまって大変だったという断片的な話しか聞いておらず、今日この記事を読んでとても心を動かされました。
プロレスラーの道半ばで円形脱毛症を患われたという彼女。
プロレスラーという職業、カツラを装着してプレイすることがどんなに大変なことか
一見強そうなお仕事をしていても20代の女子だったら、髪を失うことはどんなに絶望の淵に立たされたことか想像するに余ります。
普通だったら仕事を辞めてしまおうとか、引きこもってしまおうとか
とにかく今までと同じように生きてゆくことが困難に思ってしまうでしょう。
先の見えない恐怖。でも逃げても逃げてもこの現実から逃れることはできない。
誰が何と言って励ましても結局は最後自分との闘いになります。
誰も自分とは代わってもらえないから。
皆の前で、リンクの上でバンダナが外れてしまったこと。
心が張り裂けそうなぐらい衝撃的な出来事だったと思います。
そこで何かが弾けたのかもしれません。
「実と向き合い、ありのままの自分を見せるべきなのではないか」
誰でも人生の転機となることがあります。
私にも幸か不幸か、絶望の淵から這い出して強くなった自分がいます。
何がきっかけで前を向いて歩けるようになるのか
それはその人その人のペースがあります。
辛いときは泣けばいい。
焦らなくてもいつかきっと自分自身の力で立ち直れる日が来ると信じています。
彼女は試合を通して皆を笑顔にできるようなプロレスラーを目指している。
それはきっと強くなると同時にキラキラ輝いている自分になれる。
そしてそれを見た人々が幸せな気持ちになれると思います。
私も魅力的に女性になることで偏見やコンプレックスを無くし、夢や希望を与えられたらという想いがこの仕事のモチベーションであります。
彼女を応援したい。そして試合、是非見に行きます!

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