ステロイドパルス療法について

10月の終わりに脱毛でウィッグのご相談に来られたお客様が、昨日ほぼ生え揃い自毛カットにお見えになりました。
ベリーショートですが、もう自毛デビュー間近、とても喜ばしいことで、
みんなでよかったねと祝福しました。
今までの経緯を振り返り、色々話してくださいました。
そして、今まさに脱毛症で悩まれている方にひとつの希望を与えられたらという思いを伝えご了承を得ましたのでご紹介させていただきます。
突然抜け始めたのは10月頃からで、そのときは公私共にとても忙しかったようです。
色々調べられて、阪大付属病院のステロイドパルス療法をされました。
ステロイドパルス療法は3日間入院して毎朝1回、点滴でステロイド系の薬を投与するそうです。
費用は5万円程。
大量の薬を短期的にガンっと入れることで、いわゆるショックを与えるというか、目覚めさせるというか衝撃によって発毛の力を後押しする療法のようです。
ステロイドパルスは円形脱毛症だけの治療法ではなく、主に膠原病の治療に使われているようです。
ステロイドの副作用は皆さんご存知のとおりで、あまり長く使うべきものではありません。
また、再発の可能性が高いのでリスクも高いです。
絶対に効く保証は無い、再発のリスクもあるということを理解した上で検討された方が良いと思います。
その方は入院前から下から新しい毛が生えていたようで、ステロイドパルス療法をやったからという確かな根拠は無いようで、もしかしたら自然治癒力で生えた可能性もあるようです。
治ったら来なくなる、患者さんのその後の経過を追いづらいということもあって、正確な統計がとれていない現状ですので再発の可能性が実際のところどれくらいなのかということはわからないようです。
ステロイドパルス療法は発症してから半年以内でしかも初めての脱毛の方が対象となるとのこと。
脱毛されて長い年月が経ってしまった場合は受けられない、または効果が期待できないそうです。
ということは、そのくらいの時期なら自然治癒があり得る時期なので、生えやすい人が生えたということ?
いづれにしても、早期治療がカギとなるかもしれないので、お医者さまとよく相談した方が良いですね。
何の影響で、何が原因でかはいまだ解明されていないようですが、脱毛症で悩まれている方は年々増加しているように思います。
不安な毎日を過ごされているかた、諦めてしまっている方にももしかしたらという希望を捨てないで欲しい。
今後も、少しでも多くの治癒例をご紹介していきたいと思います!

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